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03/272017

IT情報補助金って何?その基礎的な知識とポイント

「職場のIT化を進めて、業務を効率化したい」

そう考えている事業者の方は、「IT情報補助金」というものの存在をご存知でしょうか?職場のIT化に一役買ってくれるこの補助金を活用して、業務の効率化を目指してみましょう。この記事では、IT情報補助金の基礎知識、メリット、注意点などを解説していきます。

IT情報補助金って何?

IT情報補助金とは、正式名称「サービス等生産性向上IT導入支援事業」のことで、一般企業や各種法人、組合のITツール導入に対して補助金を交付し、一部の経費を国(経済産業省)が負担してくれる仕組みです。

主な概要は、以下の通りとなっています。

【目的】
企業や各種法人のIT活用による生産性の向上
【対象】
※各対象や業種によって資本金・従業員数の規定あり。

  • ・個人事業主
  • ・中小企業
  • ・各種法人(医療法人、社会福祉法人、特非営利活動法人)
  • ・各種組合(企業組合、協業組合、事業共同小組合、商工組合、等)
【内容】
ITサービス、ソフトウェア導入費の2/3を補助。下限は20万円、上限は100万円。
【期間】
  1. 交付期間
    一次募集:2017年1月27日(金)〜2017年2月28日(火)17時〆
    二次募集:2017年3月中旬〜6月末(予定)
  2. 実施期間
    審査後の交付決定〜2017年5月31日(水)
  3. 報告期間
    事業完了から30日後、もしくは2017年6月15日(木)のいずれで早い方
【手続き上の義務】
  1. 事業計画書の作成
    どのようなITツールを導入し、生産性の向上を図るのかを書類で提出する義務
  2. 事業の完了報告
    ITツールの導入が完了したら、それを書類にて報告する義務
  3. 事業実施効果の報告
    ITツール導入によって得られた結果を報告する義務
【対象業務】
  1. フロント業務
    顧客を対象とした、PR活動、マーケティング、販促、決済手続き、等
  2. ミドル業務
    仕入業者や外注業者を対象とした、顧客管理、工程管理、品質管理、等
  3. バックオフィス業務
    士業や金融機関、株主を対象とした、決算、税務、会計業務、等
【補助対象例】
  • ・クラウドサービスの導入費用
  • ・ホームページ作成費用
  • ・ソフトウェアの導入、管理費用

※ハードウェアは対象外

どんなメリットがあるの?

それでは、IT補助金の主なメリットを見ていきましょう。

【1】導入経費が削減できる

もっとも大きなメリットは、IT導入にあたっての経費を最大で100万円削減できる点です。ITツールを導入した方がよいとわかっているのに、資金面の問題で導入できていなかった中小企業には、心強い味方となってくれるでしょう。

【2】生産性の向上ができる

ITツールを導入してそれまで手動や人力で行っていた業務を効率化することにより、少ない人数で業務を回せるようになるでしょう。そこであまった人手を別の業務に当てれば、売上アップも見込めます。

申請の際に注意するべき5つのポイント

ITツールを導入するのであれば、ぜひ活用したIT導入補助金ですが、実はいくつか注意点があります。

【1】交付決定前の導入は補助金の対象外

IT導入補助金に応募して審査が通り、交付が決定するまでは「補助金の対象外」です。応募だけをすませ、交付決定前にITツールを導入しても、その分に対して補助金は交付されないので十分に注意してください。

【2】ハードウェアは対象外

対象は「サービス・ソフトウェア」です。そのため、高価なPCやその他周辺機器を購入しても、補助金は交付されません。例えば、ソフトウェアシステムのサービスライセンス料、年間使用料は補助の対象ですが、高価な50万円以上もするPCは補助の対象外なのです。

【3】補助は1年間のみ

ITツールやサービスの中には、導入費用だけでなく、年間の使用料がかかるものが多くあります。IT導入補助金の対象は、「1年間」だけであるため、導入費用以外の「年間使用料」や「システムメンテナンス料」といった費用は、2年目からは自己負担する必要があるのです。

【4】自己負担がゼロになるわけではない

補助金の上限金額は100万円ですが、割合の上限は2/3のため、いくらはか自己負担する必要があります。また、割合はケースバイケースで変化するため、必ず2/3の補助が受けられるわけではないという点にも注意してください。

【5】大企業は対象外

本事業は個人事業主や中小企業を対象としているため、大企業は対象外です。そのため、大企業のとある部署でITツールを導入したいと考えても、この補助金は交付されません。

まとめ

うまく活用することができれば、職場の生産性を一気に向上させるチャンスとなる「IT導入補助金」。導入経費の捻出に困っている個人事業主や中小企業の経営者にとっては、とても心強い仕組みです。注意点をしっかり把握し、この機会に職場にITツールを導入してみてはいかがでしょうか?