訪問看護・訪問介護の応援ブログ「楽する日記」

クラウド型の訪問看護・訪問リハビリ・訪問介護支援システム ケアラクスル
01/102017

在宅介護の強い味方!訪問リハビリを行うメリットとは?

在宅で介護を必要としている方や、その家族にとって、「寝たきりにならないような生活や運動」は、とても気になる事柄です。そんな在宅介護において、強い味方となってくれるのが「訪問リハビリテーション」です。サービスを受けるための基準や内容、費用、そしてメリットやデメリットを知り、より質の高い在宅介護を目指してみましょう。

どんな人が受けられるの?

訪問リハビリテーションを受けられるのは、

  • ・医師からの指示がある人
  • ・要介護認定を受けている人

です。ただ、40〜64歳の人で要介護認定を受けている人は、認定の原因が「特定疾病」と呼ばれる16種類の病気による場合のみ、訪問リハビリテーションを受けることができます。また、要支援1〜2の人は、訪問リハビリテーションとほぼ同じ内容の「介護予防訪問リハビリテーション」が適用となります。

どんなことをしてくれるの?費用は?

訪問リハビリテーションの主な内容と費用は、以下の通りです。

【1】内容

・全身の状態確認
血圧、脈拍、体温といったバイタルチェックや、皮膚や筋肉、関節の状態から全身の健康状態を確認してくれます。
・機能訓練、日常生活訓練
関節が固まらないように動かしたり、筋力を維持するための運動をしたりする「機能訓練」と、歩行練習や効率的な動き方を教える「日常生活訓練」のふたつに大きくわかれます。
・日常生活へのアドバイス、相談受付
日常生活訓練を行うだけでなく、それを実際の生活で継続していくためにどういった視点や介護が必要なのかを、本人と介護者にアドバイスしてくれます。また、「普段こんな動き、活動で困っている」といった相談があれば、それに対する回答もしてくれます。

【2】費用

訪問リハビリテーションの基本料金は20分単位で分けられ、原則1割負担です(ただ、一定以上の収入がある人は2割に負担になるケースもあります)。以下は目安ですが、地域によって費用が異なるため、詳しくは担当の事業所へ問い合わせてみてください。

利用時間ごとの費用
  • ・〜20分:307円
  • ・20分〜40分:614円
  • ・以降20分毎:307円

また、退院もしくは退所から間もない短期集中リハビリの場合は、以下のように追加費用が発生します。

退院/退所からの期間に応じた追加費用
  • ・〜1ヶ月:1日340円
  • ・1ヶ月〜3ヶ月:1日200円

訪問リハのメリットは?

訪問リハビリテーションには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

【1】ひとりひとりの家庭環境に合わせたリハビリができる

病院で行う日常生活のリハビリテーションは、家庭での生活を想定して行うものの、どうしても実際の環境とは差が出てきてしまいます。その点、訪問リハビリテーションは実際の家庭で行うため、より実践的なリハビリが可能となります。

【2】家庭環境に対する専門家のアドバイスが受けられる

介護する家族は、いわゆる「介護の素人」のため、どういった環境が危ない、といったことの判断が中々できません。訪問リハビリでは、家庭環境を見た専門家から、

  • 「この段差は危険」
  • 「ここに手すりを置くと楽に介護ができる」
  • 「このベッドは向きを変えた方がいい」

といった風に、的確なアドバイスを受けることができます。

【3】介護者のレベルアップができる

訪問リハビリテーションでは、本人の機能回復や能力回復はもちろん、専門家による指導によって介護者も適切な介護ができるようになり、在宅介護のレベルアップを図ることができます。

訪問リハで注意すべき点は?

訪問リハビリテーションを利用するときは、以下の点に注意しておきましょう。

【1】あくまで「普段の生活」が大事

訪問リハビリテーションを受けていると、「週に1回リハビリしているから大丈夫」といった風に、「リハビリしている=健康」といった風に勘違いされてしまう人がいます。

しかし、いくらリハビリをしていても、日常生活で自発的な運動や日常生活動作の訓練を行なっていなければ、体の機能はどんどん衰えていってしまいます。リハビリはあくまで「健康的な生活を送るためのサポートサービス」であり、もっとも大事なのは「普段の生活」であるという点は忘れないでおきましょう。

【2】使用できる設備や機器に限りがある

自宅でリハビリを行うことで実践的な内容になるというメリットはありますが、一方で、病院に比べると使用できる設備や機器に限りがあるというデメリットもあります。

【3】モチベーションが保ちにくい

入院時のリハビリ経験がある人ならわかるかと思いますが、病院で行うリハビリは自分の他にもリハビリをしている人がおり、そういった雰囲気や空気に触れて「自分も頑張ろう」という気持ちになりやすいものです。

一方、自宅でのリハビリは頻度も少なく、周りに似たような環境の、いわゆる「同志」のような存在もいません。そのため、病院でのリハビリに比べるとモチベーションが保ちにくいでしょう。

まとめ

専門家によるリハビリと、的確なアドバイスを受けられる訪問リハビリテーションは、在宅で介護している人にはぜひ利用していただきたいサービスのひとつです。注意点に気をつけながら、有効活用してみましょう。