訪問看護・訪問介護の応援ブログ「楽する日記」

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01/042017

訪問介護と施設介護。働く側のメリット・デメリットは?

介護という仕事は、働く形態によって、「訪問介護」と「施設介護」のふたつに分けられます。そもそも、介護士として働ける場所には、どのような種類があり、訪問介護と施設介護、それぞれのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。それらを知ることによって、「自分が訪問介護に向いているのかどうか」を自分なりに分析してみましょう。

介護士として働ける場所の選択肢を知っておこう

一口に介護士といっても、働ける場所はさまざま。以下は、介護士として就職する主な職場です。

【1】病院
一般の病院や病院の中でも高齢者の多い維持期病棟、認知症の方専用の認知症病棟など、さまざまなタイプの病院があります。また、身体分野だけでなく、精神病院でも働くことが可能です。
【2】特別養護老人ホーム
代表的な介護施設の一種で、他の施設に比べると比較的介護との高い人が多く、金銭的にも利用者の負担が大きいのが特徴的です。原則として要介護3以上の人のみが入居できるようになっています。
 【3】老人保健施設
特別養護老人ホームとよく混同されがちですが、あくまで「自宅に帰る前段階に、クッションとして利用する施設」です。そのため、家に帰るためにリハビリテーションを老人ホームに比べて積極的に行います。入居は要介護1以上で可能となっており、老人ホームよりも軽い症状の方が多い傾向にあります。
【4】グループホーム
老人ホームよりも、個々に合わせた環境を提供する、小規模の入居施設です。要支援2、要介護1以上で入居可能で、「軽度の認知症の方が共同生活を送る」というのが、主な特徴です。
【5】障がい者施設
身体障がい者施設、知的障がい者施設などの障がい者施設も、介護士として働ける場所のひとつです。
【6】通所施設
いわゆる「デイサービス」「ナイトサービス」と呼ばれる施設で、普段は自宅で暮らしている高齢者が、日中や夜間に通所し、介護を受ける施設です。
【7】訪問介護事業所
在宅で介護を必要としている人に対して、介護士が訪問し、体の介護や日常生活の介助を行う施設です。基本的には、事業所周辺に住んでいる人がサービスの対象となります。

訪問介護で働くメリット・デメリット

介護士として働く場所のタイプがわかったところで、まずは「訪問介護」で働くメリットとデメリットをみていきましょう。

メリット

  • ・それぞれ家庭環境の違う人を介護するため、さまざまなシチュエーションへの対応力が身についたり、介護技術の幅が広がったりする
  • ・職場直行や自宅直帰、時間帯の調節など、施設によっては自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる
  • ・固定メンバーではなかったり、自分一人で介護に向かったりするため、人間関係のトラブルで悩む機会が少ない

デメリット

  • ・他に介護スタッフがいないケースも多く、介護に「自己流のクセ」がついてしまいやすい
  • ・利用者の方とのコミュニケーションがうまくとれなかったり、相性が悪かったりするときの心理的な負担が大きい

施設介護で働くメリット・デメリット

次に、施設介護で働くメリットとデメリットをみていきます。

メリット

  • ・先輩や同僚など、他のスタッフから技術を吸収できる
  • ・夜勤があるため、訪問介護に比べて給与水準が高いことが多い
  • ・常に同じ職場で働くため、利用者の方の経過を追っていきやすい

デメリット

  • ・チームで介護を行っていく必要があるため、職場の人間関係で悩んでしまうことが多い
  • ・夜勤などが強制的に入るため、自分のライフスタイルに合わせたシフトが組めない
  • ・「1対多数」の状況が多く、訪問介護に比べて利用者ひとりひとりに対しての丁寧なサービス提供が難しい

訪問介護に向いている人とは?

訪問介護と施設介護、それぞれのメリット、デメリットから考えると、訪問介護には以下のようなタイプの人が向いているでしょう。

【1】家事全般が得意な人

訪問介護では、施設介護と同じく食事や排泄、入浴の介護をすることもあれば、施設介護にはない、食事や買い物、洗濯といった生活の援助をすることもあります。そのため、食事を作るのが得意な人や掃除が上手な人など、家事を日頃から行っている人は、その能力を活かして質の高いサービスを提供することができるでしょう。

【2】コミュニケーション能力が高い人

訪問介護では、利用者の家庭環境に応じて介護の仕方を変えたり、本人だけでなく家族にも協力してもらったりする必要があるため、コミュニケーション能力は必須です。「どんな人とでも仲良くなれる」「初対面でもすぐ打ち解けられる」といったコミュニケーション能力の高い人には、訪問介護はおすすめです。

【3】時間帯を固定、調節しながら働きたい人

施設介護の場合は、他のスタッフとの絡みもあり、シフトの時間帯を調節するのは難しいでしょう。その点、訪問介護であれば「出勤できる日にちや時間帯を登録しておき、それに応じてシフトを調整できる」といった施設も珍しくありません。育児で忙しい主婦の方など、働く時間帯に融通を効かせたい人にはおすすめです。

まとめ

訪問介護と施設介護は、「どちらが良い、悪い」というわけではなく、それぞれにメリットとデメリットがあります。それらを考慮した上で、自分の性格やライフスタイルに合わせた職場を選んでいきましょう。