訪問看護・訪問介護の応援ブログ「楽する日記」

クラウド型の訪問看護・訪問リハビリ・訪問介護支援システム ケアラクスル
08/182016

在宅介護や福祉施設に安全性を

先月26日に相模原市の障害者施設で19人もの入所者の方が殺害され、27人の方が重軽傷を負った事件がありました。
この事件は同業者である私たちだけでなく日本中に衝撃を与え、悲しみと憤りの気持ちでいっぱいになりました。
今回の事件で亡くなられた19人の被害者の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

「今回のような残虐な事件をもう二度と起こさせてはならない」誰もがそう思ったはずです。
このような悲しい事件の再発防止のために改めてご自宅や施設の安全性を見つめ直しましょう。

事件を受け、新たに訓練を行い始めている施設もあります。
FNNnewsでは

「訓練では、侵入してきた不審者への対応や、さすまたや棒を使って刃物をたたき落とす練習なども行われ、職員の中には、涙ぐんでしまう人もいて、訓練は真剣そのものだった。」と報じられています。(FNNnewsより引用)
参考:FNNnews

このような実際の事件を想定した訓練を行うことは、たくさんの入所者がいる施設では特に有効です。不審者を発見した場合の対応や、スタッフがどのように手分けをして入所者の方々を避難させるのか、どのようにして外部に危険を知らせるのかなど、もしものときのためにスタッフ間で決まり事を共有しておくことが大切です。
このような訓練やもしものときのイメージトレーニングを行っていなかったり、心構えがないと実際に事件に巻き込まれた際にスタッフや入所者、施設全体がパニックに陥り、入所者を守るべきスタッフがその場で迅速な判断と対応ができず、今回のような悲しい結果につながりかねません。
在宅介護の場合も同様です。ご家族や訪問介護スタッフの方と、もしものときの対応や緊急事態を外部へ知らせ、助けを求める方法を話し合い、不審者撃退道具や防犯グッズを準備しておくことで、もしものときの被害を最小に抑えることができるかもしれません。

また、非常スイッチのようにボタン一つで警察や外部に危険を知らせ、助けを求めることができるものも販売されています。
そのほかにもご自宅や施設に防犯アラームやセンサーを取り付けることをおすすめします。

厚生労働省は今回の事件を受け、都道府県などを通じて全国の障害者や高齢者の施設に対して注意喚起をする通知を出しています。(以下日テレnews24より引用)

「日中や夜間の防犯体制、職員間の連絡体制など緊急時の対応を適切に構築するほか、夜間には施設に鍵をかけるなど、防犯措置を徹底するよう求めている。また、警察等との協力体制を作り、有事の際に迅速に通報できるようにすること、さらに、地域住民による不審者の発見などが防犯の強化にもつながるとして、入居者の家族やボランティア、地域住民などとの連携強化に努めることを求めている。」
参考:日テレnews24

福祉施設においてまだまだ進んでいない点として、警備システムが設置されていない施設が多いことや防犯意識が低いことが挙げられます。
見舞い客や家族などの施設への出入りがある場合もあり、夜間といえども人の出入りがあることで防犯意識がないがしろになっている施設もあるかもしれません。
もう一度ご自宅や施設の安全性をチェックしてみましょう。
そして本当の意味で入所者の方々やスタッフが安全で安心と思える介護環境を皆さんでつくっていきましょう!