訪問看護・訪問介護の応援ブログ「楽する日記」

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07/182016

熱中症対策を

梅雨が明けると本格的に暑い夏がやってきますね。
近年では猛暑の日が続き、熱中症にかかる高齢者が増えています。
今回は高齢者の熱中症対策について考えましょう。

熱中症の症状とは、
「室温や気温が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときには、けいれんや意識の異常など、様々な障害をおこす症状のこと」(総務省消防庁 平成27年の熱中症による救急搬送状況による)

総務省消防庁によると27年度の月別の救急搬送人員数は、7月が最多で2万4,567人、8月が2番目で2万3,925 人。
27年度の7月の救急搬送人員数は平成20年からの調査開始以降、7月の救急搬送人員数としては過去最多。
7月 27 日から8月9日までの期間2週連続で1万人を超えており、この時期に熱中症による救急搬送人員数が集中する結果となったそうです。

以下は27年度7~8月の熱中症による緊急搬送人員数のグラフです。

熱中症グラフ

世代別内訳を見てみると、高齢者(65歳以上)が2万8,016人(50.2%)と半数以上を占め、次いで成人(18 歳以上65歳未満)1万9,998人(35.8%)、少年(7歳以上18歳未満)7,333人(13.1%)、幼児(生後 28日以上7歳未満)503人(0.9%)、新生児(生後28日未満)2人 (0.0%)という結果になっています。

近年熱中症にかかる人は高齢者が半数を占めており、高齢になるほど熱中症による死亡リスクも高まるため、高齢者の方は特にしっかりとした熱中症対策が必要です。
ではなぜ高齢者が熱中症にかかりやすいのでしょうか?

高齢者が熱中症になりやすい3つの理由
●体温調節能力の低下
高齢になるにつれ、汗をかきにくくなり、体温を下げることができなくなるため、体内に熱がこもりがちになる。
●気温に対して鈍感になる
皮膚の温度感受性が鈍くなることで、暑さを自覚しにくくなり、衣服の調節や冷房利用などによる体温調節が遅れがちになる。
●体内の水分量が少ない
高齢者の体内水分量は若年者に比べて少ない上、のどの渇きを強く感じないため、水分不足になりがちになる。(HOME ALSOKより引用)

では具体的にどのような熱中症対策が効果的なのでしょうか?
○こまめな水分補給(2時間にコップ1杯の水)、のどが渇く前に水分補給をする(1日の水分量は1リットル程度が目安)
○室温28℃を超えないように部屋の温度をこまめにチェックし、エアコン・扇風機を用いた室温調整を行う
(エアコンや扇風機を上手に使いましょう。部屋の風通しもよくして熱を逃がしましょう。)
○適度な休憩を取り入れる
○外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も行う
○日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを

家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために体から熱が逃げにくく、熱中症になる場合がありますので、注意が必要です。
特にトイレや台所はエアコンがない場所がほとんどであるため、熱中症になりやすいと言います。
暑いと感じたら躊躇せずにエアコンをつけたり、涼しい場所に移動しましょう。またエアコン、扇風機を併用することでエアコンの風を部屋全体にいきわたらせる効果があるため部屋が均一に涼しくなり、節約にもつながります。

もしも自分や周囲の人が熱中症かなと思ったら-適切な応急処置とは?
涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、安静に寝かせましょう。
またエアコンをつけたり、扇風機・うちわなどで風をあてて体を冷やしたり、脇の下、太もものつけねなどを冷やすことも大切です。
そして水分を少しずつ頻回に飲ませましょう。
参考:総務省消防庁 平成 27 年の熱中症による救急搬送状況
HOME ALSOK

熱中症を予防するには、今回挙げた項目以外にも周囲の方の気遣いも熱中症発生予防につながります。
日頃から熱中症対策を心がけ、少しでもおかしいなと感じることがあれば迷わず応急処置を行ったり、病院での受診を検討してください。

正しい熱中症対策を取り入れて、暑い夏を乗り切りましょう!